「お試し」「トライアル」が出てきたときに確かめること
「お試し」という言葉には、期間も回数も金額も入っていません。
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この記事の見出し
強調されている言葉ほど、その言葉自体は条件を何も決めていない。
「お試し」「トライアル」「モニター」といった言葉は、1回だけ試せるという印象を与えます。けれど、この言葉自体は何の条件も決めていません。
決まっているのは、その横か下に書かれている数字のほうです。言葉ではなく、数字を読みます。
消費者庁が名指ししている表現
消費者庁のガイドラインには、この2つの言葉がそのまま出てきます。強調して表示された場合に、読む人がどう受け取るかが書かれています。
「お試し」や「トライアル」などと殊更に強調する表示は、一般的な契約と異なる試行的な契約である、または容易に解約できるなどと消費者が認識する可能性が高い、とされています。
そのうえで、これに反して実際には定期購入契約となっていたり、解約に条件があり容易に解約できなかったりする場合には、法第12条の6第2項第2号に該当するおそれが強い、としています。
上の大きい文字と、下の小さい文字は、同じ 1 枚の画面にあります。 違うのは、置いた場所と文字の大きさだけです。印を引いた 2 行に、条件が全部あります。 画面の例は説明のために自分で作ったもので、実在の広告ではありません。
言葉のまわりで探す3つの数字
- 2回目以降の金額(初回の金額の、すぐそばにあるか)
- 受け取る回数(全部で何回か。回数の縛りが無い場合はその旨)
- 解約の締切(いつを基準にした何日前か)
この3つが同じ画面にそろっていれば、「お試し」という言葉があってもなくても、判断できます。そろっていなければ、言葉だけが残ります。
「初回実質0円」の読み方
「実質」という言葉が付いている場合、何かを差し引いた後の金額であることが多くあります。差し引く前の金額と、差し引いたものの内訳を探します。
送料だけがかかる、という形もあります。この場合は0円ではなく送料の金額が実際の支払いです。
「いつでも解約可能」との組み合わせ
「お試し」と「いつでも解約可能」が同じ画面に並んでいることがあります。この2つは、どちらも条件そのものを決めていない言葉です。
ガイドラインは、「いつでも解約可能」と強調する表示についても、実際には解約条件が付いているのに表示した場合は、「人を誤認させるような表示」に該当するおそれがあるとしています。
この2つが並んでいるときほど、締切と手段と費用の3つを別々に探します。強調されている言葉の数と、書かれている条件の数は、関係がありません。
確かめ終わってから決める
3つの数字がそろい、その内容で問題がなければ、申し込んでかまいません。このサイトは申し込むこと自体を止めているわけではありません。
止めているのは、数字を確かめないまま押すことだけです。確かめる時間は、たいてい5分もかかりません。
言葉そのものは違反ではない
「お試し」という言葉を使うこと自体が問題になるわけではありません。ガイドラインが問題にしているのは、その言葉から受ける印象と実際の条件が食い違っている場合です。
この記事は、個別の広告が法令に違反しているかどうかを判定するものではありません。
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出典:消費者庁「通信販売の申込み段階における表示についてのガイドライン」(別添7)
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